残したい日本の美201



色彩豊かな写真の数々が描き出す今、改めて見つめ直したい「日本らしさ」。

目次


残したい日本人の感性
神々の住まう霊域
残したい日本の建物
残したい日本の四季
残したい日本の料理
残したい日本の自然
残したい日本の道具
残したい日本の風物詩


いや、そりゃあおいらだって和風が好きだもの、これらを次世
代に残したいよ。でもこういうものってコストがかかりすぎて、
おいらにはとうてい無理だ。
女性の着物なんて妻には買ってやれないし、陶器や漆器なんて
値段を見れば目が・・になってしまう。

これらのものを残していきたいのはいいのだが、維持していく
コストや労力はたいへんなものがあるな。
例えば棚田、何世代にもわたって維持されてきた水田、水を湛
えて、稲穂が実っている風景としてまさに日本の原風景ともい
えるだろうし美しいものだ。
しかしながら、農村部では超高齢化が進み、機械が入らない棚
田は労力もたいへんで、耕作放棄地が増え続けているのが現状
だ。獣害もすさまじいぞお。

「棚田の美しい風景を残そう」と都会の人が言うのはわかるが、
「誰がどのようにして」残していくのかは難しいことだ・・・

おいらにはおいらの出来ることで次世代に残すものを考えてい
きたいし、そのためには不便なものを享受することもしなけれ
ばいけない部分もあるな。