学童保育要望書2
- 学童保育をとりまく現状
今日、共働き家庭や母子・父子家庭の増加、核家族化、地域
治安の悪化などのなかで、学童保育は子どもたちの放課後や
夏休みなどの生活を守り、働く親の権利と生活を守るためのもので
あります。これからも「働くことと子育てを両立したい」「子どもたちが
安心して毎日生活できる学童保育がほしい」との声は、少子化とい
われる中でも、男女共同参画社会の実現や市町村のエンゼルプラン
策定、また、子どもにかかわる物騒な事件の多発などともかかわって、
これからも学童保育への需要は増え続けているところです。
2.入会希望を却下されてしまったら
学童保育への入所を希望するのは、共働き家庭や母子・父子家庭
など学校から自宅へ帰っても誰もいない子どもたちです。
もし学童保育に入れなかったら、その子どもは「鍵っ子」になり、一人
ぼっちで寂しくつらい放課後や夏休みを過ごさなければなりません。
保護者といたしましてもそのような思いを子どもにはさせたくはありま
せん。私たちは働く親の願いに応えた子どもの生活保障のための学
童保育こそを求めています。
しかしながら八田地区においては(別表1)のように、同じ市内におい
ても総児童数における学童入所者数の割合はかなり低い水準となって
います。今回の入所児童決定につきましても、現在30名の定員で、
入会許可児童が45人と聞き及んでいます。(※注、こちらの数は公表
されてはおらずあくまで私たちの聞き取り調査の結果)この決定につい
て母子家庭、父子家庭が最優先されることにつきましては何ら異論は
ありませんが、入所許可児童は新1年生がほとんどで新2年生以上の
共働き家庭はほとんど許可されることはありませんでした。