8月2日~4日 大キレット~奥穂~西穂 2日目

2日目

4:30頃には起床、支度をして5:30には出発する。テント泊だと準備に時間がかかってしまうな。ここを昔みたいに短縮できるかはこれからの課題だ。

 

キレットを急降下する。この時間ならすれ違う人もなく自分たちのペースでゆっくりと行くことができた。(次の日、おいらたちの後のパーティーの人から、隣の国の団体がそれはもう大変だったという話を聞いた)

キレットでは周りの有名な山々の展望もよく、「K-1さん、来年はどこに連れていってくれるのですか?常念?」などと話をしながら最後の垂直のような北穂への登りをこなし、北穂小屋のテラスで休憩をとる。今回、天気がよかったのはここまで。ここからは雲が湧いてきて、以降は霧の状態となる。

 

北穂~穂高岳山荘の間、とくに涸沢岳への取り付きの危険個所では雨が降ってきてしまい、重い荷物ということもあり慎重に行く。

 

13:00 穂高岳山荘のテント場に到着してテントを設営した頃には本降りとなる。おいらたちは小屋内でカレーライスとビールをいただく。ここのカレー、このボリュームで900円はお得かも。

テント内でくつろぎ、雨もやんだので外で夕食をとる。この時間、雲も流れて涸沢や前穂の景色が広がって、まったりしたいい時間であった。

 

山荘は大混雑のようで、話を聞くと一つの布団に2人以上、荷物も置き場所がなく、「ぐちゃぐちゃですわ」と言っていた。たしかにアナウンスで「5回目の夕食のかた~」とか言っていたな。

 

夜中、達観に「山荘のトイレに行くので案内しろ」と言われる。濃霧で視界が1mもない。ホント、これじゃあわからないよな。手探りで行くようなものだ。このときは風も収まっていたが、夜半からは凄まじい暴風雨である。