日本百名城の旅@北陸編 1日目

6:15 「おはよう」とたくちゃんが元気な声で起きる。車中泊した場所はとても広い場所なので早速サッカーだ・・・最初は寒かったが体がほぐれて調子がいい。妻の持たせてくれたパンで朝食、7時前より七尾城に登城する。資料館にはスタンプが外に置いてあるので開館時間をまたずにスタンプ、山道を車で登り、駐車場から本丸まで歩いて15分ほど。誰もいない城跡を早朝の散歩は気持ちのいいひとときであった。本丸からは上杉謙信が感動したという能登半島の景色を堪能して車に戻った。






七尾城本丸からの景色

近くの和倉温泉には何年連続で日本一という有名なホテルがあるが、一泊二食で3万5千だっけ?我が家とは縁がないや。さっきまで車中泊だったし、今日の宿は二人で6,500円・・・どういうホテルなのか別の意味で楽しみだぞ。

千里浜からなぎさドライブウェイで海岸を走り、有料道路から金沢市内へと向かう。石川県庁のあたりまでは走りやすかったが、金沢城が近づくにつれナビの案内もヘンで何度も曲がったりしながら9:30には金沢城に着く。

金沢城をのんびり見てから兼六園に行ったら、こちらのほうがずっと混んでいた。有名なお城は朝早くの登城がいいとはわかっていたので、なるべく早い時間に行こうとこのようなスケジュールにしたが、この時間で早くも多くの人、兼六園のほうを先にみておけばよかったかね。







兼六園でカメラマンたくちゃん

さすが百万石の城と庭園で見事なものだが、金沢城の復元は少しやりすぎのような気もするが・・・何年かすると落着いて見えるようになるのかね。おいらてきには金沢城は石垣が思っていたよりずっと立派で、この部分は予想外に楽しめたね。

金沢を後にして一路福井県へ。丸岡城へ行く。しまった・・・ちょうどこの日は古城祭りというのをやっていて、はるか遠い駐車場にとめさせられるし激混みだぞ。ゆっくりとお城を見たかっただけなのに、なにが悲しくて中学生が演奏するAKBを聴かなきゃならんのだ。うんざりしながら天守閣へ行くが、こちらも武者行列をする人たちの準備で溢れかえっている。なんか登る気もなく早々と退散してしまった。
このお城、昔に行ったか行っていないか記憶にないと前に書いたが、景色を見たらなんとなく記憶が甦ってきたような気がする。そのときは夕方の遅い時間に着いて、開館時間を過ぎて天守閣に登れなかったような気がするな。それで記憶が薄かったのだろうか。今回も登れなかったわけだが・・・

一乗谷の朝倉氏館跡へ向かう。下調べによると、ここはソフトバンクの携帯電話のCMで、犬のお父さんの生まれ故郷として放映されているようで、以後、観光客が激増しているらしい。駐車場もそんな人たちでほぼ満車であった。ここは谷全体が遺構となって復元が進んでおり、レンタサイクルがあったりして自転車に乗っている人も多い。たくちゃんもご機嫌で自転車に乗ったり、広大な芝生広場でサッカーをする。かなりの時間を費やした・・・

福井では東尋坊か恐竜博物館を見学する時間をとってあったし、丸岡城でも早々退散したので時間がたっぷりある。恐竜博物館に行こうと言ったが「恐竜は怖いので見たくない。早くホテルに行ってサッカーやろう」とたくちゃん。

3:00過ぎにはホテルに入る。県庁となっている福井城のすぐ隣のホテルで、和室で二人で6,500円という値段。中に入ると和室4畳半はけっこう狭かったが、こんなもので充分かも。たくちゃんも、「狭くて落着くぞ」とか言っている。少し休んでからたくちゃんは自転車、おいらは走りで福井市内探検に行く。福井城を見てから駅方面に向かい、北ノ庄城跡を見たが、ここに9層の天守があったというか本当かな?あの時代に小山の高さを利用せずに、平地のここにそんなに大きな天守を立てたとは考えづらいのだが。



北ノ庄城跡、柴田神社





復元された天守閣は笑えた!これならシャレで済むけれど、世の中にはいい加減な天守閣も多いからな。明日の岐阜城も・・・

日本酒好きなおいらだが、特に福井県の酒が合うような気がしている。そんなおいらにぴったりの、「地魚と地酒の店」を発見したが、それを羨ましく眺めて、夕食はたくちゃんのリクエストで味噌ラーメンだった・・・西武があったので、酒を買ってホテルで飲んだ。


たくちゃんと散歩もしたし、たくさん遊んで楽しいひと時であった。2人で9時にはZZZZ・・・