キャン・ユー・スピーク甲州弁?

がんばれ!みんなの甲州

五緒川津平太




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この本は山梨県内の本屋には平積みされていて、かなり売れていると聞く。自費出版の本としては異例な売れ行きのようだ。機会があったので借りてみた。
著者の五緒川津平太さんは、おいらの地区の出身らしい。昨年は講演会が行われ、それに招待されていたが予定が合わず行くことはできなかったな。

甲州弁は、イントネーションが標準語と似ているせいか、話している本人もこれが甲州弁だと自覚がないまま普通に話してしまうところが怖いね。例えばこの本の最初にでてきた言葉、『持ちにいく』。これって甲州弁だったの??普通に標準語かと思っていたよ。
標準語では『取りにいく』らしいね。

おいらは先祖代々由緒正しき?極貧の小作農の末裔、幼い頃から父親をはじめ、周りの誰もが普通に甲州弁を話していたもんな。この本の甲州弁は当たり前に理解できてしまったよ。

しかし・・・今思い出しても『ジャッシー』ってなんだったのだろうね。お店でも普通に『ジャッシー1500円』とか書いて売っていたぞ。

テレビなどで他の人が話している甲州弁、けっして美しいものではない気もするが、後の時代にどのように伝わっていくのだろうね。生き残っていくのかなあ。