プラチナタウン



楡周平/著

町長、老人集めて財政再建って、どうやんのすか?」 平成の大合併
からも爪弾きにされた、財政破綻寸前の田舎町が採った逆転の秘策と
は? シリアスな問題に明るく切り込む、硬派な新社会派小説。

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楡周平さんの著書は何冊か読んだことがあるけれど、こんな作風だっけ?
楽しく読めました。

合併して南アルプス市になる前は、おいらの住所は村だった。
当時の村長は事業を引っ張ってくるのが上手だったらしく、村のあちら
こちらに様々な施設が出来ていったな。

場所が一箇所に集約していれば使い勝手もいいのだろうが、どこの施設
も単発で村内に点在していて、誰が見ても普通じゃなかったよ。
こういうことにまつわる、なにやらキナ臭い話も聞いたこともあるしなあ。

あちらこちらを仕事で廻っていると、ホントいろいろな施設があります。
この本の言うとおりの物もいくつか見たことがあります・・・ハイ。

地方はこれから難しい時代やね。