山背の里から 杜の都でひとり言

熊谷達也/著



仙台発で語る直木賞受賞後初のエッセイ集。直木賞受賞後初のエッセイ集。
仙台在住の視点と行動力を活かし、マタギの山に生きる営みの意義や偏っ
た東北のイメージなど、自然と人間の関りを真摯にかつユーモアを交えて
語る。赤坂憲雄氏らとの対談も併載。



『邂逅の森』、『相剋の森』などの名作で知られる熊谷達也さんのエッセ
イ集。これらの名作が生まれたルーツなどを本人が語っている。なかなか
楽しく読めました。

その人それぞれ、生まれついてのDNAに、山の民、海の民、川の民かど
うか、または狩猟民族、農耕民族だったかどうかはインプットされている
のだろうか?。
おいらは考えかた的に紛れもなく農耕民族だな。そして火よりも水を好む
ようだ。

前に家族で話しをしていたときに、妻も大河も拓海もみんな『さんずい』
がついているので、「そうだお父さんにも『さんずい』をつけよう」と
か言っている。たいがは少し考えて、『とし油』とか『とし酒』とかを
挙げていた。

我が家における、子供から観た父親の印象はこんなようなものである。