清貧登山のススメ



今年になってからのキーワード、「清貧」という言葉につられ
て借りてみた。

読んでいくと、この本の内容はおいらの思っていた「清貧」の
言葉の意味とだいぶ違っているようだ。

清貧という言葉を辞書で調べてみると、「私欲をすてて行いが
正しいために、貧しく生活が質素であること。」こととあるよう
に、「清く正しく」生きていくことだと理解していたが、この本
の著者は、アウトローがゆえ?引越し何回?のため貧しくで、お
金をかけない登山をしているようである。もしかして普段の生活
が、「私欲をすてて行いが正しいために、貧しく生活が質素であ
る」かもしれないが、とくにその部分には触れていない。

おいらだってお金はないけれど、日頃から無駄使いをせずにため
ておいて山へ行っている。泊まりで行くときも、年に何泊もする
ことはないのだから、行ったときはゆっくり休めるよう山小屋を
利用するし、下山してから高いと思うけど温泉に入ったり。

装備に関しても、普段は服などにまったく無関心のおいらはユニ
クロで充分なんだけど、それでもまったく買わないが、山へ行く
時の装備は機能性やもしもの時を考えて、ある程度いいものを身
につけるようにしている。速乾性の服や、ゴアテックスのカッパ
などは高いけど絶対にあったほうがいいし、装備にしても山のも
のは一度買えばかなり長い間使えるので、ある程度お金をかけて
軽いものを大事に使っていきたいな。

清貧という言葉に反応してけれども おいらの目指す「清貧道」
(そんな道があるのかw ) とは方向性がまったく違うようで
ある。