山小屋ガイド & 邪魔@奥田英朗



昔の山行はいつもテント泊。大きな荷物を持って登ったっけ。
フランスパン2本をザックの横にさして歩き、晩ごはんには、
ツナのチューブになっているやつを塗って食べるか、荷物が
小さくなるようバターロールパンをつぶして持っていき、フ
リーズドライのビーフシチューに浸して食べるなどのパター
ンが多かった。それらをつまみに山の夕焼けを見ながら飲む
ウイスキーは格別だったなあ。

本当は山の泊まりは小屋よりもテントのほうが、山を肌で感
じることができていいと思うのだが、そんなおいらも最近で
は根性がなくもっぱら山小屋を利用している。

そこでこの本。今年の宿泊予定の小屋の下調べにと思い借り
てみたが、わりといい本だ。山の解説の文章がわかりやすく、
内容も充実していておすすめできる。

この本では「自然の中に身を置くと、不思議なほど素直にな
れる。そして、そこで出会った人たちとはすぐに打ち解けあ
える。名前も住所も知らぬままにひと晩語り合えるというの
も山ならではのことだしそうした出会いの場を提供してくれ
た山小屋に感謝したい気持ちになる。」とあるけれど、おい
らには無理な話・・・山でやたら話しかけてくる人が鬱陶し
くて仕方ない。山は「不思議なほど素直になれる」のならば
人嫌いというのが本来のおいらの姿か・・・。

今年の予定は、単独で、新穂高温泉~南岳~大キレット~北
穂高小屋か穂高岳山荘に泊まり、奥穂~西穂~焼岳~新穂高
と、
達観と、馬場島~剣岳~室堂周辺に泊まり、五色ヶ原~スゴ
乗越小屋に泊まり薬師岳~折立を予定している。 

このような陽気が続けば6月の早い時点で登ることができる
かもしれないなあ。





読み始めてすぐに軽いデジャ‐ビュ(既視感)。ああそうだ
この本、10年くらいまえに「さくぞー」から借りて読んだ
んだっけ。そうかこの本の作者が「サウスバウンド」の奥田
さんだったのか・・・。読んだことをすっかり忘れていました。