サウスバウンド 奥田英朗




図書館のおすすめコーナーにあったので何気なく読んでみる。
この本の帯についている【面白い小説ここにあります】かなり
自信ありげな文句だ。これから読む人もいるのでネタバレはや
めておくが、紹介にはこう書いてある。

■STORY■父は元過激派だ。小学校六年生になった長男の僕
の名前は次郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」
と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからた
いてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、
小学生になって級友ができ、ほかの家ではそうではないらしい
ことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。昔、過激派とか
いうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行
く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に
移住する計画を立てているようなのだが・・・。型破りな父に
翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。21
世紀を代表する新たなるビルドゥングロマン、誕生!

うーん、面白いことは面白いけどそんなにみんなが褒めるほど
かなあ?一気に読ませる面白さはあったけど。