戦国廃城紀行 敗者の城を探る



沢宮優

廃墟と化した名城を歩く。関ヶ原の戦いなどで敗れ去り、敗軍の将となった武将たち。だが、彼らにもまた名将があり、名城を築いた。石田三成佐和山城から、加藤清正の鷹ノ原城まで、十二将十三城を歩き、その魅力をいまに蘇らせる歴史探索紀行。図版多数。

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面白かったっす。
浅井長政小谷城は、『歴史群像』で図解入りで詳しく解説してあるのを読んだことがあるが、当時難攻不落の要塞群だったらしいね。信長も攻略するまでには数年を要したという。彦根城長浜城を訪れる人は多くとも、小谷城明智光秀坂本城を訪れるのはごくわずかの人のようだ。
昔の栄華を今の時代に伝える『日本百名城』もいいけれど、このように敗軍の将となった武将たちの廃城跡を、昔を偲んで歩くのもいいね。これも将来の楽しみにとっておこう。