裏銀座~新穂高 @1日目

2:30起床。目覚めもすっきり。この時間に食欲はないが、荷物の軽量化
のためにしっかりと食べて水分も摂って3:00ちょうどに七倉を出発する。

ヘッドランプをつけて早足でいく。降ってきそうな星空なのだが、山のほう
は雲が多いようだ。どういう天気になるのだろう。暑いのかな。

長い長いトンネルをぬけてひたすら進む。

高瀬ダムに到着。こういうのをロックフィル式っていうのかな?荒川ダム
同じような作り。まあ見事というか、本当に必要なものなのか、なんという
か・・・デカさは一流のようである。
ダムに沿って登っていき、河原を歩いてブナ立尾根へ4:32 取り付く。

こんな時間なのに暑い!12から始まっている標識、終わりが1だと思った
が違っていて0までなのね・・・。7:34 烏帽子小屋到着。



ここからのスカイライン歩きは最高だな。こんないい風景はめったにない
くらいだ。太陽も雲の中に隠れていて吹く風は涼しく気持ちがよい。遠方の
ほうの山はあまりよく見えないが辺りの名だたる名山を見るには充分すぎる
。これから進んで行く先もはっきり見えてわくわくする。



三ツ岳なんて名前も聞いたことがなかったが、なかなか形もいい山で景色も
すばらしい。野口五郎小屋で水分補給と小休止。 
ここからはちょっと危ない場所があるかな。気をつけていけばどうってこと
もないが、雨や風の強い日は注意が必要か。

前を行く2人連れのおばさんがお花畑を見ている。少し言葉を交して行きす
ぎると、後ろかからそのおばさんの『きゃああ!熊だ!』との声。戻ってみ
てみるとお花畑の下に大きい熊さんが!鈴を鳴らしたら逃げていったけど、
こんな標高2800mのところにいるのだな。水晶小屋のすぐ下だぞお。

水晶小屋への取り付きだが、このへんのほかの山は優しい地形なのだがここ
は爆裂したかのような地形だ。昔に隕石でも当たったのかな?



12:40 水晶小屋では大賑わい。水晶岳まで多くの人が登っている。
達観がトイレというので待っていると次々に団体が登っていく。渋滞もイヤ
なのでトイレを叩いてせかすが、『ちょっと待て!いまいいところ!』とか
なんとかで結局20分も待たされた。
急いで歩き始め、次々に追い抜いて行くが、あとほんの少し、山頂直下のガ
レ場となってしまったところで最後の一グループ約20人が抜ききれなかっ
た。あとはもう万歳やら集合記念撮影やら個人の撮影やらで順番待ち・・・
お先にどうぞなんては間違っても言わないな。
いつまでも終わりそうもないので引き返す。かなり下ってから振り返るも、
まだまだやっている。



13:30山頂

計画では温泉沢を下降するのだったが、山小屋情報で雪渓の量も多く危険と
のことで往復から回り込む。
水晶岳直下の景色ははいいやね。お花畑も見事だし別天地だ。
高天原山荘に下る道は延々と続く。痛風の発作の跡もズキズキ痛み出す。
うう、明日動けなくなったら困るぞ!ここは日本でも最深部みたいなとこ
ろだぞ・・

かなり下降してそろそろイヤになったころ高天原に到着した。16:35
たしかにこのへんは別天地だな。湿原の風景が素晴らしい
早速ビールで乾杯!おいおい達観、500ccのビールを2口で飲んだぞ
お・・・。ビールを持って露天風呂へ歩いていく。ビールを沢で冷やして
風呂に入りながらウイスキーを飲む。効くゼイ!
沢でしばし湯冷ましして、冷やしておいたビールを飲む。ああうめえええ
!!!達観はフラフラとなり沢でつっぺっている。

夕食は6時から。明日の行動もあるし酒は控えめにしてしっかりご飯を食
べて 7:30には就寝した。