裏銀座~新穂高 @2日目

3:30起床。
ああよく寝たな。誰も起き出す気配がない中、3:55 小屋をヘッドラ
ンプつけて出発する。
高天原峠を経て雲ノ平へ到着する。ここがおいらが昔から夢に描いていた
場所だ。おお!!想像以上だ。お花は咲き乱れ、最高の気分となる。
ガスがかかって視界が悪く、遠景が見えないのが少し残念。
7:30 雲ノ平山荘 朝食をとってしばし休憩。

祖父岳への取り付きの雪渓で、道を間違えてしまい時間をかなりロスして
しまった。
ここまではガスで視界は悪かったがここからよくなってくる。
昨日高天原への下降したときに別れた岩苔乗越の地点まで戻る。ここから
鷲羽岳への取り付きだ。鷲羽岳へ向かう登山者はいなくて、山頂は空い
ているのかな?なんて思ったら甘かった。三俣側から多く登ってくる様子。
ここで2人とも携帯の電池が切れて、これからは記録時間があいまいとな
る。

三俣山荘もいい小屋だ。水もウマい。ここから三俣蓮華岳へコースタイム
40分?絶対ウソだぞ。おいらたちけっこう早い足で登ってそれくらいか
かったぞ。
山頂で再び出合った、昨日の熊の女性2人、かなり脚の早い人たちだった
が1時間かかったと言っているし。

双六岳手前の場所もいいところだな。

双六小屋付近も西鎌が圧倒的な存在感。これはそのうち行ってみなければ。

鏡平分岐では13:00頃。もし雷が鳴っているようならここから下降す
るのだが、まったく気配はない。気圧も安定しているようだ。

秩父平付近では大きな雪渓をロープを頼りに直登していく。

ここからがとにかく長い。笠ヶ岳に向かって水平の道をまっしぐらにいく
のだが、笠ヶ岳はまだまだはるか向こうだぞ。この稜線、かなり急いでい
るのだが、まるで時間が短縮できないぞ。それでもここのスカイライン
スピードを出して気持ちいい。

笠新道の分岐までくる。あともう少しだ。おー明日はここを下るのか。
長い・・・
笠ヶ岳小屋ではテラスでビールを飲んでいる人たちが大勢。目は釘付け
になるが、ここで飲んでは山頂へ行くのが絶対イヤになってしまうだろう。
悪魔の誘惑を振り払い、小屋へ宿泊の旨だけ伝えて山頂へ。
でかいくせに狭い山頂では、山頂に行くのに順番待ち・・
5:20 山荘に到着した。

テラスで槍の穂や穂高を見ながらビールを飲む。うめえええええ。
2年前、槍ヶ岳山荘に泊まったときに夕暮れの笠ヶ岳を見て感動した。
今度はこちらから向こうから見ている。それにしても最高の景色である。

夕食もおいしかったな。夕食後も夕焼けに染まる雲上の世界を眺めなが
らテラスでウイスキーを飲み続ける。ウマくて短時間の間にちょいと飲
みすぎてしまったか・・・
7:40寝る。4枚の布団に5人だった。まあいいほうか。
混雑している時期の北アルプス、一泊目を高天原、二泊目は笠ヶ岳とし
て混雑を外してみたけれど、他の小屋は相当酷いはず。