山で具合が悪くなったら119番

5月12日(土)に開催された、Japan Cap ・Tokyo Trail Run
100 2007という大会で、参加していた高橋香さん(男だよー)が
お亡くなりになりました。
享年40才だったとのこと、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

Tokyo Trail Runは、
『トレイル・ランニングの、日本から国際舞台への登竜門として価
値あるチャレンジャーズ・レース』
とされていて、奥多摩の山の100k(80マイル)を夜通し走る鉄人レ
ースなのだが、高橋さんは、詳細は不明だけれどレース序盤で心停
止により亡くなられたようです。

高橋さんといえば思い出されるのが昨年の「TJAR」だな。
これは、「トランス・ジャパン・アルプス・レース」の略で、日本
海の富山湾、早月川河口をスタートして、北アルプス、中央アルプ
ス、南アルプスの山岳地帯を走りつなぎ、太平洋に飛び込んでゴー
ルという、走行距離が415キロにも及ぶ、おそらく日本一過酷な
レースで2年に1回開催されている。

昨年のこのレースにおいて、正直なところ、誰もが時間内での高橋
さんの完走は無理と思われたのだが、後半のロード部分での高橋さ
んの鬼気迫る走り(ちょっときいた話では「後のない走り」だった
そうな・・・)により見事2位にてゴールしたとのこと。
その精神力には誰もが敬服したようである。
ちなみに昨年のTJAR優勝は女性。この人を2回ほど見たことある
けれど小さな体のどこにそんなエネルギーがあるのかな。とにかく凄
い人です。

さて、そんな高橋さんに今回何があったのだろう?
日本でもトップランナーに入る人が、実力不足や練習不足なんてあり
えない話しだし、海外遠征など今までもいろいろな経験をしている
ろうし。

今回、あらためて山は怖いなーと思ったなー。救急車が来てくれない
というのはこんなに怖いことだったのか・・・。
今までおいらは、体調不良や骨折で動けなくなる可能性も想定して、
どんなに低山に行くときも保温性の高い着替えやビバーグ用のエマー
ジェンシーシートは必ず持っていっているので、イザとなったら早め
に行動をやめようと思っていたけれど、心臓となると・・・

うーむ、どうしたらよいのだろう。