ガチミシュラン 自腹・覆面で食べ歩いた星付きレストラン89+9



友里 征耶

間違いだらけのミシュランに踊らされるなかれ。
ニッポンの料理店なら友里に任せろ!
日本で唯一の客の立場に立った本当にタメになるレストランガイド。

ミシュランガイド東京2008』で星を獲得した店を覆面・辛口グルメ評論家が再検証!
あくまで、覆面・自腹での取材姿勢を貫く著者だから書ける人気&有名&高級レストランの本当の評価。
一般客の役に立つことよりもシェフや経営者と仲良くなることばかりに熱心な味オンチのグルメライターたちを震撼させる衝撃の辛口レストラン批評がここにある。本書を読めば「こんなに高くてマズい店に行かなくて本当によかった」と胸をなでおろし、「この店なら高い金を払ってでも一度行ってみよう」と安心してチャレンジもできるはず。

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なんだかね・・・読み進めていくことに耐えられなくて途中でやめたよ。いや、この本がどうのではなくて『ミシュランガイド』というものは、おいらとはまったく縁遠い世界だなと思ったからだよ。

世の中不景気というのにこんな世界もあるのだね。『ミシュランガイド東京2008』なるものが発行されたなんてニュースは記憶の片隅にあったけど、今までまるで興味はなかったなあ。
この本を読むと、『ミシュランガイド東京2008』に掲載された店はどこも予約でいっぱいになるという。そのお値段たるや、3万円以上のコースの店も・・・筆者が食べ歩いた記録では、ワインも一本一万円は安いほう、二人で飲み食いで10万円ですか・・・貧乏人のおいらにはまるで縁のない話だな。おいらなんてコース料理、はるか昔の独身時代に、一人一万円のコースを2回だけ頼んだことがあるだけだ。こんなことさえ、これから先はきっとないだろうな。

この本を読んでもっと悲しく感じることは・・・

著者がどれほどのお金持ちの人かは知らない。が、数万円(高ければ一人9万円?)も出しても満足して帰ってくることは少ないのだな。そんなに出して不満を覚えて帰ってくるなんて、それこそもったいないお金の使い方のような気がするな。



同時に借りたこの本、こちらのほうがはるかにおいらにはお似合いである。



我が家の家庭菜園も収穫が始まってきた。こんなにバカ高いレストランに行くよりも、ぬか漬けをつまみに森伊蔵を飲むほうが楽しみだね。