黒金山 乾徳山

5月5日の午後から3日半も降り続いた雨も、ようやく前日にやんだ。ここまで降り続けることも珍しいね。

この日は約20年ぶりの乾徳山。前回はグループで徳和からの往復だったかな。

さて今回、乾徳山と黒金山の計画をたててみたのだが、2つの山へ行くならば、徳和から乾徳山へ登って西沢渓谷へ降りるか、もしくは青笹集落に降りるルートのほうが自然で、地図を見てもそちらのほうが美しいよね。もちろんそうしたかったのだけど、なかなか時間がとれなくて・・・この日も所用があって昼すぎには帰宅しなくてはならない。なのでこんな美しくないルートでピークハントすることにしたよ。
時間がとれないなら次の機会にしてもよさそうだけど、5月の日曜日はすべて地区の行事で埋まっているんだよね。あーあ、早く組長終わらないかなあ。あと一年か・・・


朝4:30に自宅出発。達観をお迎え後、国道140号のトンネルをぬけてJA三富支所のわきから林道に入る。大平牧場をすぎて乾徳山登山道付近にスクーターを降ろす。この付近、登山道入口よりほんのちょっといったところにテーブル、ベンチと車が5~6台ほど置けるスペースがあるね。
ここから10分ちょっとか、整備されている林道を走り、黒金山の登山口に車をとめる。ここは木が伐採してあって景色が開けている。10台くらいは駐車できそうだ。

準備をして6:35 出発

いきなりけっこうな急登だが、牛首のタルまでは一時間ほどで登る。森の様相はいいね。

途中から黒金山を仰ぎ見る。



いや、こっちが黒金山か?



牛首のタルから黒金山への取り付きは、固く締まった雪に苦しめられてなかなかたいへん。



滑ったり踏み抜いたり、苦労しながらコースタイム以上にかかって山頂へ。



8:05 黒金山山頂 しばし休憩

下りも雪が多く、滑りながらだったけど木を掴んで慎重に下る。
さて、ここからは快適な稜線歩きかと思っていたが案外歩きづらいね。笠盛山までは倒木がうるさい。

さてさて、いよいよ乾徳山の山頂へ近づくと岩が迫ってくる。これを登りきると20年ぶりの乾徳山の頂上では絶景が。



9:33 乾徳山山頂

富士山、南アルプス荒川岳方面までよく見える。近いところでは奥多摩や奥秩父の山々、金峰山の五丈岩もポチッと小さく確認できる。
このままゆっくりしていたいが、登山開始時間が遅かったせいで予定より大幅に遅れてしまっている。名残惜しいが山頂をあとにする。

勢いよく下山するも、登ってくる人が凄い数だ。名物の鎖場や狭い山頂ではさぞかし渋滞だっただろう。人気の山は早い時間がいいね。途中の扇平付近では富士山の眺めが素晴らしい。道満尾根を大平方面へ下る。



スクーターで車を回収し、いつもの円熟屋でラーメンを食べて13:00頃には帰宅できた。