■平成27年3月19日(木)今日よりぞ

仕事の関係で、以前に僕が寄稿した文です。

 

今日よりぞ幼心(おさなごころ)を打ち捨てて人となりにし道を踏めかし。吉田松陰

 

幕末の偉人、吉田松陰が、いとこの玉木彦介元服を祝して贈った和歌で、「今日からは、親にすがって甘えるような心を振り切り、ひとり立ちした人間になるために、力強く歩んで行きなさい。」という意味の歌です。

長州藩藩校跡にある明倫小学校では松陰の詩文を詠唱させていますが、この和歌は小学校一年生の課題となっています。四月よりお子さんやお孫さんで、進学、就職などで環境が変わる人も多いでしょうが、新しい年度を迎えるにあたり、心にとめてほしい言葉ですね。

 

などと書いたが、この言葉を一番心に留めてほしい人は僕はの長男だ。最近、出費が重なり脛が細くなっていく。

これを寄稿したときは他人事だったが、ついに我が家の長男が本日、東京へ出発した。長男は大学生なので経済的には自立は無理だが、卒業する頃には専門分野の知識を身に着け、本人の強く希望する、社会に役に立つ人間になってもらいたいと心より願っている。