エージェント6(シックス)〈上〉〈上〉

エージェント6(シックス)〈上〉



トム・ロブ スミス

運命の出会いから15年。レオの妻ライーサは教育界で名を成し、養女のゾーヤとエレナを含むソ連の友好使節団を率いて一路ニューヨークへと向かう。同行を許されなかったレオの懸念をよそに、国連本部で催された米ソの少年少女によるコンサートは大成功。だが、一行が会場を出た刹那に惨劇は起きた―。両大国の思惑に翻弄されながら、真実を求めるレオの旅が始まる。驚愕の完結編。



エージェント6(シックス)〈下〉



トム・ロブ スミス


1980年、ニューヨーク行きの野望を断たれたレオは、ソ連軍の侵攻したカブールで、設立間もないアフガニスタン秘密警察の教官という職に甘んじている。アヘンに溺れる無為な日々がつづくが、訓練生ナラを伴ったある捜査で彼女とともにムジャヒディン・ゲリラに囚われてしまう。ここにいたって、レオは捨て身の賭けに出た。惜しみない愛を貫く男は何を奪われ、何を与えられるのか?―。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

チャイルド44、グラーグ57に続く、3部作の完結編。書評では絶賛のようだが・・・

もちろんよく出来ているとは思うが、前2作と比べても『書き過ぎ』だと感じるな。この本だけでなく最近に出た本は『書き過ぎ』を感じることが多いのだが、刺激に慣れてしまった現代人は、こうでもしないと満足しないのかね。

半藤一利さんや吉村昭さんが大好きなおいらには、最近の本は疲れるようだと実感してしまいました。