広河原~白根三山~奈良田@合宿に2度目はあるか!?2日目

4時過ぎには起きて、支度をしたらヘッドランプをつけて出発だ。前に数組出ているようだが、多くが間ノ岳までの往復のようで軽装だ。みんな百名山ハンターかね。
朝の気持ちよいひとときを存分に味わう。暗い空からだんだん明るくなってくる様子は泊まりでの山の醍醐味だね。日本でもいくつもない3000m越の稜線は気持ちもいい。しばし至福のときを過ごす。ここからの景色は素晴らしくお気に入りだ。

間ノ岳山頂。

しばし休憩して農鳥岳へ出発すると、山頂よりおじさんが、「農鳥へ行くならそっちではない。あちらだぞ」という。おかしいな。昔に行った時の記憶や、2年前に熊ノ平に行ったときの他の登山者の様子では農鳥はこちらだった気がするが。もしかして登山道が変わったのだろうか。遠くからわざわざ大声で言うくらいだからおじさんの言うほうが正解かな?と思って道を探すが絶対におかしい。結局最初で正解であった。あのジジイ、今度会ったら埋めてやる!おいらだけでもダッシュで引き返して説教しようかと本気で思ったよ。おかげでだいぶ時間をロスしたぞ。

農鳥小屋では名物のおじさんが日向ぼっこして寝ている。抜き足差し足で静かに行きすぎるが、行きすぎたら、高いところからじっとこちらをいつまでも睨んでいた。


西農鳥の登りを過ぎると雷鳥がつがいでいる。しばし遊んでしまった。人間を敵だと思わないのだろうか。ここまで警戒心がないと笑えるな。猛禽類に襲われれば逃げることができるのかな?天寿を全うされることを祈る。

さて、農鳥岳から先はおいらも未知の行程。大門沢下降点の鐘から下る。ここの下りは想像していた以上に長く感じるな。辛抱の下りが続く。

ようやく大門沢小屋。ここからは斜度は楽になったが、丸太の橋をつっぺりながら進んで3つの吊り橋へ。通り過ぎたあともなんだか揺れているような気がして具合悪い。奈良田の湯で汗を流し帰路につく。

合宿2回目は来年槍ヶ岳。ルートは西鎌を登って飛騨沢から帰ってくる。だいぶお疲れ気味の2人だが、次はあるのだろうか?!