中央アルプス1日目

通算で4回目の中央アルプスだ。当初は立山を予定していたが、体力不足もあるし、ここ毎日午後は雷のようなので長い行程をこなせるか自信がない。楽しみは秋の涼しい時期に延期して今回は中央アルプスとしよう。

木曽駒ヶ岳も登るルートはいくつかあるが、達観が千畳敷は行ったことがないのでロープウェイ利用と楽をした。

7:12が最初のバスなのでゆっくり出発する。5:15に達観をお迎えに行くと、6:45には菅ノ台バスセンターへ着いた。お!早くもけっこうな人の数だ。この時点で120人ほど並んでいるらしい。7:00前には臨時便のバスが出発、ロープウェイも3台目くらいのスタートである。




バスを待つ列。


予定より少し遅れて8:30すぎに千畳敷をスタートする。木曽駒ヶ岳への登山道は先ほどの人混みがウソのよう、あれ?みんな木曽駒ケ岳に向かわないのかな?宝剣山荘に荷物を置き、木曽駒ヶ岳まで往復する。





山頂手前の木曽駒中岳





9:50 木曽駒山頂
富士山と南アルプスを眺める。雲一つなく暑い一日になりそう・・・


剣岳に向かう。昔の記憶だともう少し怖かった場所のような気がしたが、危険な核心部分は短い時間なので、充分注意していったらすぐに三ノ沢岳分岐まで行くことができた。

最近は毎日のように午後から雷がきているようだが、この日は大丈夫そう。予定どおり往復することにした。もし復路で雷がきたら千畳敷ホテルに逃げ込もう。
今から向かう大きなピラミッド形の三ノ沢岳は、ちょうど北岳から向かった小太郎山の雰囲気に似ているかな。ただ、こちらのほうが規模も大きく高低差もありたいへんかも。ハイマツで歩きづらい箇所もありペースがあがらない。

12:10



この山まで足を伸ばす人はそういないのかと思っていたが、けっこうな人に会う。この山は花の百名山ということで、今がお花畑の一番いい時期らしい。(知らなかった・・・w)30人くらいの人が往復していたかな。山頂直下の見事なお花畑を見て山頂に到着。行ったからには戻るのだが、これがけっこうたいへん。雲一つない直射日光で暑さでヘロヘロになって縦走路に戻った。




往復してきた三ノ沢岳を振り返る。





そんなには高低差のない中央アルプスの稜線を気分よく歩く。檜尾岳への取りつきでは、本日、檜尾岳避難小屋に一緒に泊まるであろう登山者が2組ほどいたが、どちらも暑さのためか相当消耗しているようで動けない様子。コースタイムはわずか30分くらいのことだと思うが、おいらたちが小屋に到着してから1時間後くらいに着いたぞ。



小屋が見えてきた。16:30到着

檜尾岳避難小屋に宿泊。宿泊者はお兄さんが一人いただけ。最終的には8人だったので広々と泊まることができた。詰めれば20人は泊まれるとのことだが、快適なのは10人までくらいかな。

小屋から5分くらいにある水場は、細いが冷たくてウマイ。行水して身を清めw、準備をして一杯やりはじめた瞬間に電話が・・・妻からすぐ帰れコールが・・・たくちゃんが保育園で高熱を出したと連絡があったのでお迎えに行ったところ、自分も夕方には同じ症状で寝込んでしまったようだ。2人揃って手足口病だそうです。人生いろいろありますw 

これからは帰れないので次の日の朝、下山することにした。

ウイスキーで一杯やって、お得意の棒ラーメンを食べしまうと、「もう寝る」という達観に、「まだ外は明るいけど・・・」と行ったらここで名セリフが。

「そういうときはな、目を閉じれば暗くなるんだよ」