百年前の山を旅する
服部文祥
ゴアテックスもヘッドランプも持たず、ハンテン、股引、脚絆にわらじという出で立ちで、100年前の登山を追体験。それは登山と人の本質な関係に迫り、また、行き過ぎた現代文明の恩恵によって忘れていた感情を再発見する旅であった。 山と人の古くて新しい魅力を紀行文で伝える。 当時の格好で追いかけるのは、田部重治やW・ウェストン、江戸時代の加賀藩の杣人足など。 山の専門誌 月刊「岳人」に掲載し、好評を得たものに大幅加筆。最新取材や書き下ろしを含む。
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まあ、いろいろと便利なこのご時勢に、わざわざ昔の人と同じ格好をしてランプも持たずに山に入ることが今必要かどうかわからないが、やればやったで何か見えてくるものはあるのだろうかね。
どうせだったらいっそこのこと槍ヶ岳に、1828年に播隆上人が初登頂した格好で登るのも面白いかもね・・・