ハセ○ネ惨敗記@歴史は繰り返す

電車に揺られて武蔵五日市駅へ11:20頃到着した。
今回はすべて歩きで、一番最後から追い上げていく作戦をたててみた。序盤、多少急いでみたところでどうせ渋滞箇所で追いついてしまうので、ここは体力温存をしておいて人がバラけてきたら下りで走ろうかと。


スタート地点直前の証拠写真。おいらの後ろには誰もいない。

トレイルに入って最初の渋滞箇所では、おいらの後ろには7人ほどいるだけで、その後ろにはスイーパーがいる。ここの先は泥濘がひどいせいか昨年よりも激しい渋滞があり、なかなか進まない。コースタイムよりもかかりながら渋滞のないところは元気に登っていく。入山峠で順位を聞くと2100番とのことで、約100人を追い抜いたことになる。

このあたりまでは普通の調子だったのだが、醍醐丸手前で昨年に引き続き、またもやの大失速となる。なんでこうなるのだろうね。不思議でしかたない。通常の山だと体の中からパワーが湧いてでてくるが、ここで早くもエネルギーを使い果たしてしまう。
おいらは普段、水分はあまり摂らない。真夏は摂らないと体に悪いので、定期的に摂るようこころがけている程度なのに、昨年と同様、突然消費が激しくなる。ここまで2~3口飲んだだけなので、何らかの変調だと思うのだがよくわからない。昨年は、たまたま運悪く何らかの体調不良がおきたと思っていたが、これで2年連続なので、このコースが自分によっぽど合わないのかね。

日が暮れるころ、雨も激しく降ってきた。ヘッドランプを灯したが視界は2~3mほど。
集中力が切れ、眠くて眠くてしかたない。木にもたれながら何度か一瞬寝るが、やがて眠気に耐え切れなくなり、風雨の凌げる場所で眠る。けっこう長い間寝ていたような気がするが、「こんな雨の中、イビキをかいて寝ていれば死んじゃうよ」と後続の人に起こされる。

なんとか浅間峠に辿りつくも、40分ほど寝ていた昨年よりも、はるかにタイムが遅い。
ここでリタイヤしようかと一時は決心するも、電車で来てしまったので朝までやることが何もない。とりあえず、もう少し行ってみようかと。

途中一緒になった人とも話しをしたが、ここはまさに敗残兵の群れ。おいらはこのへんの人の中ではわりと元気なほうなのだが、道の至るところにうめく人たちが。道も雨の中2000人が通過したあとなので滑る滑る。
三頭山の手前の急下りでは、おいらの後ろのほうで「うわあ」と声がするので振り返ると、はるか上のほうから滑ってきて、サーフィンのような格好で滑りながらおいらを追い越してそのまま茂みに飛び込んでしまった人もいた。しばらく動けなかったがなんとかなったようだ。

3時ころだったか?鞘口峠まで頑張ったが、とても残り半分を完走する気力は残っていなかった。

帰りのリタイヤバスでは、隣に座った若いお兄さん、「何十回も吐いたので吐くものもなく、ご迷惑をかけることもないとおもいますが」といいながら何回も吐いていた。たしかに中身は出ていなさそうだったが、音と臭いでおいらまで具合悪くなってしまったよ・・・

朝の電車から見る山々は雲ひとつない快晴であった。そんな景色を見ながら、昨年は相当に悔しかったけれど、今年は悔しくもなんともない。どうもこの大会には縁がないことを悟った。

10:00頃、家に帰ると、たくちゃんがプールへ連れていけと騒いでいる。それがダメなら公園でサッカーですと・・・それだけは頼むからと勘弁してもらい3人で清里方面へ遊びにいく。甲斐駒がとても綺麗に見えている。さくぞーが黒戸を日帰り往復しているとの連絡をうけていたが、元気に早いタイムで往復したようだ。