達観の夢がかなうとき、そして壊れたとき・・・
達観は最近、巷で何かと噂を聞く『ラーメン二郎』へどうしても連れて行けとうるさい。この週は諏訪湖を2周走ることを予定していたのだが、二郎をメインにして走行会を組み立てろとの指令が下る。
コースを検討した結果、陣馬トレイルレースのコースを辿ってみることにした。全長23kmのこのレース、後半12kmはロードなので今回はトレイルのみの11km、標準コースタイムでは4時間ほどの道程だ。
朝は4時に達観宅、4:15にはYHAS宅にお迎えに行き、勝沼ICから相模湖ICへ。2人をマレットゴルフ場に降ろし、おいらは下山口に車を配置しにいく。 下山口からはモンキーで登山口まで行き、2人と合流して6:20頃登りはじめる。スタートしてからはコンクリート舗装の林道が続く道。ここまで傾斜があると、おいらには走り続けることはできないな。もし大会に参加したとしたら最後尾だろう。
林道途中からの相模湖
林道も終わりトレイルとなる。下山口からくる林道と交差してからは斜度が増すが、すぐに明王峠についた。
ここからは緩やかなトレイルで、走って山頂もすぐだった。
陣馬山シンボルの白い馬。
説明書きによると、北条と武田で対陣して陣をひいたのでこの山の由来のようだ。 山頂からの下りは気持ちいいね。やはりトレイルランニングとは、東京近郊のような、起伏も緩めで整備された道を走るのがいいね。
みんなのペースもよく、だいぶ早い時間にゴールした2時間半ほどか。実際のトレイルレースでは、ここから登りのロードが10kmほどあって、先ほどの林道交差からマレットゴルフ場へ下ってゴールとなるらしい。全般的に展望もあまりよくないし、おいらてきには興味はなさそう。
京王堀之内駅近くまで移動する。八王子とは言っても神奈川にずいぶん近いのだな。ICからもかなり距離がある。店が10:30オープンなので、ちょっと早すぎるかなと思ったが、10:05頃には目的地付近に到着すると・・・もう20人も並んでいる。「朝からこってりラーメンに並んでいるヤツもいないだろう」なんて話しながら言ったが、恐るべし『ラーメン二郎』である。
最初の1回転目でかろうじて座ることができた。さて、運ばれてきたものは
『小』で充分すぎると聞いていたが、せっかく来たので『ぶた(チャーシュー)』も頼んでみると・・・・凄いボリュームだね。
おいらのは、上から撮っているので写真だとイマイチ凄さが伝わってこないが、実際は運ばれてきた瞬間に食欲をなくすレベルだぞ。野菜を食べても減らないので、ほじって麺を食べようとするがなかなか麺にたどり着かない。だいぶ野菜が減ったところで天地返ししてようやく麺を食べられるようになった。 お味のほうはというと、これがまた物凄くしょっぱい。普通は食べていればしょっぱさにも慣れてくるものだが、食べてくるうちにしょっぱさが厳しくなってくる。下のほうが辛いのか? また、最近ではおいらは発汗量が少なくなっているのだが、このときばかりは滝のような汗。走っているときよりはるかに多くかったよ。なんとか麺のすべてと、焼豚の脂身を除いた部分は食べきったが、とてもスープは一口も飲めなかったね。
何もかも型破りの『ラーメン二郎』あれはラーメンじゃあないね。『二郎』という名の独特な食べ物だよ。おっちゃんにはキツいね。帰りの運転ではリバースするかと思ったよ。
この日の午後は、喉が焼け付くように渇いて、水分を3リットルくらい摂ったぞ。 達観は「もっと美味いと期待していたのに、あんな店2度と行くか!」と、ずいぶんお怒りのようである。しかしこの話しには続きがあって・・・・