酒のほそ道紀行@第1巻 第11話『天ヌキ』

宗達は遅い昼食でそば屋に入る。するとそこには昼間からお酒を飲んでいるおじいさんがいた。焼のり、板わさ、天ヌキをつまみに日本酒を飲んでいる姿を見て羨ましくなるが、人と会う約束があるので一度はあきらめた。しかしどうしても飲みたくなりお酒を注文しようとするがタイミングが合わず断念することにした。
昼食後、お客さんを訪ねると、相手は先ほどのおじいさんで、2人はそば屋で飲みなおすのであった。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

おいらは『ざるそば』は大好きで、家でもたまに食べるし会社での昼食も必殺技の『38円そば』があるけれど、そば屋で食べたことなんてここ10年くらいで1~2回くらいしか記憶にないぞよ。そば屋でのそばは美味しいことはすごく美味しいのだけど、本格的な店だと一枚800円くらいするよな。それでいて量は圧倒的に少ないものな。みんなよく行けるものだと思うよ。おいらみたいな貧乏人はラーメンのほうがお似合いのようだ。
『板わさ』なんてかまぼこが5切れくらいのもので、たしか500円くらいしたような気がするが、いったいどこのお金持ちが頼むのかねえ。

この話しによると、そば屋で通は『天ヌキ』『鴨ヌキ』など、天ぷらソバからソバを抜いてあるものを注文して酒のつまみにするのだとういう。ツユを吸った天プラが日本酒に合うのか、おいらの感覚からすると不思議だなあ。

値段は高すぎるとは思うが、味は大好きなそば屋のメニュー、いつか成功することがあったらこんなふうに昼間から一杯やれる身分になりたいものである。