蘭陵王



田中 芳樹

六世紀の中国。無能な皇帝の統治のもと、北斉は西に北周、南に陳、北に突厥と、三方を強敵に囲まれる内憂外患をかかえていた。後世の歴史書にその美貌と智勇を称えられる北斉の皇族、蘭陵王は、戦えば必ず勝つという活躍で傾きかけた国を必死でささえていたが、皇帝の嫉妬をかい、やがて悲劇が訪れる。

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しかし、まあ・・・この時代の為政者はホントこんなことばかりしていたのかなあ?
蘭陵王・高長恭の斉の国も、歴代にわたって粛清が凄まじいけれど、他の国でも似たようなものだね。これなら日本の歴史のほうがはるかに平和だね。
皇帝の一族に生まれれば、さぞかし幸せそうだろうと普通だったら思うが、宮廷内の争いにより天寿をまっとうできた皇族は少ないものだね。

さて、この戦乱の時代、国民のほとんどであろう多くの農民は、ただ虐げられているだけなのだろうか。または敗残兵や盗賊などによる略奪などを受けずにすんだのだろうか。それとも貧しいながらもささやかな幸せのうちに逞しく生きていたのであろうか興味のあるとこだね。