射程圏



J.C. ポロック

ニューヨーク市警の刑事カービイは、マフィアのボス、ジェネロの逮捕に執念を燃やしていた。彼はジェネロが会計士を殺害したことを知り、その現場を目撃していた高級コールガール、ニコールの身柄を確保する。彼女の護衛に全力をあげるカービイだが、ジェネロはニコールを抹殺するために、完璧な仕事をほこる第一級のスナイパーを差し向けてきた…辣腕刑事と凄腕スナイパーの死力を尽くした激闘を描くアクション巨篇。

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J.C. ポロックさんは、元グリーンベレーの経歴を生かして特殊部隊などの作品を数多く書いてきたけれど、15年ぶりくらいに読んでみたけど作風が変わったですかね。

『高級コールガール』が只者ではなく、思いがけない過去を持つ『スーパーレディー』だったのですね。これがアメリカ人好みの『スーパーレディー』像なのでしょうかね。

紹介に『凄腕スナイパー』とあるし、表紙にもスナイパーの絵があるけれど、そんなシーンあったっけ?

だいぶ都合のいい話にも感じるけれど、まあ楽しめたでしょうか。