サハラ



笹本 稜平

見渡す限りの砂塵。傍らの突撃銃と残骸になった軍用ヘリ。そして、失った記憶と謎の文献…。未知の新油田を巡り、伝説の傭兵が今、甦る。大藪賞作家が放つ超大作、国際謀略サスペンス。

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最近読んでいる笹本稜平さん、今度はどんな話なんだろうと思って読んでみたら、『伝説の傭兵』とは『フォックスストーン』、『マングースの尻尾』に続くシリーズ3作目の檜垣耀二のことだったのね。

さて、物語は檜垣耀二が砂漠で記憶を失い目を覚ますところから始まる。展開は早く楽しく読めるけれど、おいら記憶喪失について医学的知識はないけれど、記憶喪失とはこんなに都合のいい種類もあるものなんだろうか。

笹本さん、『フォックスストーン』もそうだけど、最後をいじりすぎるきらいがあるのでしょうか。すっきりした最後を望みたいですね。