梅雨明けとおか

『梅雨明け十日』は、梅雨が明けた直後の十日ほどは夏空が安定して広がり、登山には最適だとされているよね。実際には青天が10日続くことは珍しいけれど、それでも過去のデータからみてもこの期間の青天率は相当高いらしい。

今年の『梅雨明け十日』のバカヤロー!!

前日、たくちゃんと一緒にお風呂に入って寝かしつけをしてから(これは失敗に終わったが)9時に自宅を出る。
今回の山行計画だと初日は途中に水場がない。普段は水分をあまり摂らないおいらだが、暑ければ大変なのでと珍しく3リットル+予備500mlを持つ。達観宅へ向かっている途中で『さくぞー』からメールが。やり取りの中で、『天気が悪いので気をつけろ』と言われるが、??天気が悪い?聞いてないぞ。

奈良田に着く。吊り橋の近くの広いところに車をとめようかとも思ったが『落石注意』とある。先日富士山で落石がキャンピングカーを直撃して中の人が死亡する事故もあったばかり。安全なところを探してバス停近くにとめる。ここは近くのトイレも24時間使えるしいいね。もしここがいっぱいなら歴史民族資料館でいいかも。

いつものように小宴会して11時すぎだったか、寝る。

3時に起きて出発準備をする。準備が終わったとたんに小降りだった雨も相当激しく降りはじめ、しばし出発を見合わせる。それでもだいぶ小降りになってきたので4時すぎに出発した。行けるところまで行ってみよう。白根南嶺が悪天なら縦走は諦めよう。笹山までの往復だけでもいい。

奈良田湖の吊り橋をわたりきると左方面の林道へ。建物の右側の脇に道がついている。登山道に入って登っていくと二股に分かれているので木に赤テープの左方面へ行き、尾根沿いとなり祠のある山の神に到着する。このへんはヨッシーさんのブログに写真つきであるとおりでたいへん助かった。
この山の神手前からは豪雨となっており、引き返すタイミングを計っていたところ、雷もピカピカゴロゴロ鳴り始めた。後ろから達観の声がかかる。『撤収!』

さて、5:30頃、車に戻って今日の予定について話し合う。「今から会社へ行って仕事するか」なんていう話もでたが、「雨の中でも行けそうなところへ連れていけ」と達観が言う。いくつか候補を挙げる中で、本沢温泉の露天風呂が気にいったようだ。傘を差して林道を歩き、傘をさして露天風呂に入りながらビールを飲むそうだ。
本沢温泉入口に着くと、雨は止んでいて風は強いながらも硫黄岳がはっきり見える。稜線に上がり周遊してから温泉に入ろうと走りだすが、本沢温泉に着いた頃には雲が下がってきてしまい、稜線上は何も見えなくなるし、すぐそこから雲の中だ。登るのはあっさりあきらめて露天風呂となる。

「早く帰って肉を食おうぜ」と達観。13:30頃には開国橋下の焼肉トマトに着いて60分食べ放題1,500円でお腹いっぱい食べた。残念だったのは飲み放題がなくなったこと。前は700円で飲み放題だったのに。達観みたいに9杯も飲むヤツがいればそりゃあ損するよなあ。

笹山はまたいつか行こう。来週は白馬方面だ。