架空の球を追う



森絵都/著

やっぱり罠にはまった。そんな気がする。ふとした光景から人生の可笑しさを巧妙にとらえる森絵都マジック。たとえばドバイのホテルで、たとえばスーパーマーケットで、たとえば草野球のグラウンドで、たとえばある街角で…人生の機微をユーモラスに描きだすとっておきの11篇。

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森絵都さんワールド』ですね。日常のふとした風景から、このような物語を紡ぎだしていくことは素晴らしいと思います。文章も分かりやすいですし。おそらく、アラサー、アラフォーと言われる世代の女性にはうけるのでしょうね。
しかしおいらは立派なおっちゃん、いまひとつ『ワールド』に入り込めませんでした。

おいらは、『ドバイ@建設中』が印象深かったです。