受賞作 2006年(27回) 吉川英治文学新人賞
著者名
今野敏/著
竜崎伸也、四十六歳、東大卒。警察庁長官官房総務課長。連続殺人事件のマスコミ対策に追われる竜崎は、衝撃の真相に気づいた。そんな折、竜崎は息子の犯罪行為を知る―。互いに自らの正義を主張するキャリアとキャリアの対立。組織としての警察庁のとるべき真の危機管理とは。
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むむ??『吉川英治文学新人賞受賞作』とあるぞ??この賞の選考基準はよくわからないが、今野敏さんって、おいらが高校生くらいにはすでに作家だったぞ。今さら新人賞もないと思うのだが、これには何らかの理由があるのだろう。
最初の部分を読みだしたのだが、どうも主人公の性格が鼻につく。小説の中の人とはいえ、主人公がこうも苦手な人種だと、最後まで読めるか心配になってきたが。いやあ、こういう展開になるのですね。読んでいくうちに引きこまれていきますね。
なにか過ちをした場合、このようにただちに対処することが一番正しいですね。うちの会社のあの人にも教えてあげたいです・・・
とてもオススメの本です。