魂萌え!    東京島



著者名
桐野夏生/著

夫の急死後、世間という荒波を漂流する主婦・敏子。六十歳を前にして、
惑う心は何処へ?ささやかな"日常"の中に豊饒な世界を描き出した桐野
夏生の新たな代表作。

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おいらが急死しても何も秘密はないよな。ちょっとヘソクリがあるく
らいだ。




東京島



受賞作 2008年(44回) 谷崎潤一郎賞

桐野夏生/著

32人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。いつまで
待っても、助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶよう
になる。果たして、ここは地獄か、楽園か?いつか脱出できるのか―。
食欲と性欲と感情を剥き出しに、生にすがりつく人間たちの極限状態を
容赦なく描き、読者の手を止めさせない傑作長篇誕生。

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作者はこの物語を通じて、何が言いたかったのだろうか。どう読み取れば
いいのだろうか。どこが面白いのだろうか、おいらには理解不能でした。