アフガンの男 上下

フレデリック・フォーサイス/著



褐色の元SAS将校に課された任務は、アルカイダへの潜入捜査……!;逮捕劇の
さなかに死亡したアルカイダ幹部の残したパソコンから、大規模テロ計画の
文書が発見される。だが、米英諜報部がどれほど手を尽くしても、詳細は一
切不明だった。そこで、一人の男に白羽の矢が立つ。






アルカイダが9.11の次に狙う標的とは? 傑作軍事スリラー! ;アメリカで逮捕
中のタリバン戦士になりすまし、無事アルカイダに潜入を果たしたテリー。
だが、テロの標的は船だとメッセージを残した彼の行方を諜報部は見失ってし
まう。そして、その日は刻一刻と近づいていた……。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


フレデリック・フォーサイスの本は、昔はほとんど読んでいたような気がする
が久しぶりだ。『神の拳』、『イコン』以来だろうか。

お!『神の拳』と同じ人物設定なんだな。


旧ソ連アフガニスタン侵攻から始まり、その後のタリバンによる支配と混乱、
アフガン戦争、そして9・11テロへと、イスラム社会の人たちや、テロを起
こす勢力の人たちの考え方が、物語を通じてわかりやすく解説してあるね。
まあ、どうやっても理解することは難しいけれど。

いつものパターンであれば、フォーサイス氏の物語は最後に予期せぬ大ドンデ
ン返しがあり、主人公にとってハッピーエンドで終わるのだけれど・・・

おっとっと、しゃべりすぎてはいかんがな。