なぜニッポン人は美しい風習を捨てるのか 親日家8人からの熱きメッセージ




ピーター・フランクル/[ほか著] 明拓出版編集部/編

大好きニッポンよ、どこへ行く。在日外国人の目を通して日本の今とこ
れからを考える。

目次


1 ビル・トッテン(アシスト社長 アメリカ合衆国)―かつて日本の経営者
には武士道があった

2 アマドゥ・トゥンカラ(画家・染色家 セネガル)―日本は世界に負けま
いと努力する国

3 キム・ヨンジャ(歌手 大韓民国)―相手中心の日本人の優しさに惹かれ
て…

4 ピーター・フランクル(数学者・大道芸人 ハンガリー)―日本人はそろ
そろ「足る」を知るべきだ

5 ダリオ・ポニッスィ(俳優・オペラ演出家 イタリア)―日本は目指すべ
きモデルを変えたほうがいい

6 郭洋春(立教大学教授 大韓民国)―「ジャパナイゼーション」を世界に
発信せよ

7 孔健(チャイニーズドラゴン新聞編集主幹 中華人民共和国)―『論語
の教えが最も活きている国ニッポン

8 紀井奈栗守(経営コンサルタント アメリカ合衆国)―中小企業は地方で
家族的経営の良さを

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

毎日のように子が親を、親が子を殺すなどの事件が起きているよな。
痛ましいかぎりである。

また、『おれおれ詐欺』のように老人からお金を騙し取ったり、リフォーム
と称して法外の契約を結ぶ事件やもあとを絶たず、お年寄りを大事にする心
なんて彼らにはまったくないね。
食料も自給率は39%なのに、世界各国から食料を輸入しては、食料の残渣
量はとんでもなく多く、食べるものをまったく大事にしていないね。
新聞を見ても、企業による様々な偽装問題や倫理観の欠如、コンプライアン
スが徹底されていない問題が多く見られるな。
一歩外へ出れば携帯電話や交通マナーなど、数多くのマナー違反が世間では
横行しているな。

たしかに、人や人との和を重んじるような『日本の美しい風習』っていうの
はなくなりつつあるのかもしれないな・・・。

さて、横行するマナー違反についてだが原因は簡単、『教育が悪い』の一言
につきるのだが、いざ直していくとなると難しいよな。子供にしっかりと教
育していかなければならない親自身が悪いんだもの・・・
マナー違反の場面にでくわしても、あまりにも目にあまれば注意もするだろ
うが、いちいち注意するのも疲れることだしトラブルになっていくのも面倒
でついつい知らんぷりになりがちだが、これじゃあ世の中良くならないよな。

そこでおいらは考えた。
『公共の場でのマナー違反の人には、みんなで驚いた顔をしてジッと見つめ
よう大作戦』

傍若無人の大迷惑な携帯や、電車の中でのエロ本、公共の場での化粧、など
などを見かけたら、露骨に驚いている顔をして一斉に当事者の顔を見つめる
のです。一人一人では効果もないし勇気もいるかもしれないが、知らんぷり
では良くなりません。『みんなで見つめりゃ怖くない』でどうだろうか。

電車の中で化粧している人に、まわりの乗客の視線が一斉に向けば普通は本
人は気がつくもので、『ありゃりゃ、これってヤバいのかしら』とやめるか
もしれないが、それでも堂々と続ける厚顔な確信犯には効果がないのがこの
作戦の弱いところであるようだ。


さて、日本は過去には、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』などと思い上が
っていた時代もあったのだが、その時日本人は何を手に入れたのだろうか。
あの頃のように傲岸不遜の態度は世界から見てどうだったのだろう。

これからの時代は経済は3流、4流でもいい、あの頃の再来を夢見るのはや
めて、環境や資源を大事にして、ワークライフバランスのとれた生活を日本
国民全体がとっていく姿がおいらの理想なのだが遠いようだ。

おいらがとにかく一番大事なのは教育だと思う。それも詰め込みの受験用の
教育ではなく、『本当に大切なもの』を教えたり、『勉強は生涯続けるもの』
の土台作りが必要かな。
ゆとり教育』については内容はあまり知らないのだが、ちょっと聞きかじ
った知識だと、おいらの理想と方向性は同じような気がするのだが、どうも
失敗に終わったようだ(w。

これからの日本、教育をしっかりして、国の借金を失くして、豊かな国土を
次世代にわたすことが出来れば、次のことは次の世代がなんとかするであろ
うと思うのだが、今のところはどれも出来ていないようで不安である。