ミッドナイトイーグル



高嶋哲夫/著

報道カメラマン・西崎勇次は、夜空をよぎる黒い影と爆発音の正体を探るために吹雪の山中に向かう。一方、「週刊トゥデイ」の契約記者・松永慶子は、横田基地へ侵入し銃撃戦の末に逃走した北朝鮮工作員接触する。北アルプスと東京。二つの場所で、男と女は絆を取り戻せるか。サントリーミステリー大賞作家が放つ渾身の書き下ろし。



この前、レンタルDVDを久しぶりに観たときに予告編でやっていた。
11月23日公開で、冬の北アルプスを舞台に、大沢たかお竹内結子、玉
木宏 さんらが出演するらしい。映像も迫力あるシーンが続くようで、『こ
れは映画館に行くべし!!』と思い公開を楽しみにしていた。

いつもの図書館で何か小説を一つ借りようかと思い、なにげなく書棚に目を
やるとタイトルに『ミッドナイトイーグル』?? 今度見にいこうと思って
いた映画の原作か?これを読んでしまっては映画がつまらなくなってもいけ
ないし、どうしようかと一瞬悩むが、どうせ日本の映画は原作とは大きく違
うだろうし他の本を選ぶ時間もなかったので『読んでしまえ!』と。

ところどころかなり無理がある設定があるものの、(いや、相当無理があると
言うべきか・・・)物語全体を通しては息をもつかせぬスピーディーな展開で
楽しく読めました。