K2 非情の頂



K2非情の頂 5人の女性サミッターの生と死
ジェニファー・ジョーダン/著 海津正彦/訳

本書執筆の時点で、世界第2の高峰K2の女性登頂者はたったの
5人しかいない。しかも、彼女たちの生きざまは、まったく違
うものだった。共通しているのは女性であることと、全員800
0メートル峰で亡くなっているということ。
本書は、K2と女性登頂者のこの不思議な因縁に心を動かされた
著者が、実際にK2に行き、精緻な取材を重ね、女性の視点から
彼女たちのK2登頂にまつわる物語を描いたノンフィクションである。

目次

なぜK2なのか
K2の女性登山史
不屈のパイオニア
素晴らしい山頂
黒い夏
私たちの運命の山
黒い夏」の終幕
イオニアの死
もう一人の生還者
母親とクライマーとの狭間
一日の虎
封印された遺産
発見された英雄
情熱の代償


そりゃあ、山はお金もちも貧乏人も、善人も悪人も区別はしないよ。
もちろん男も女も差別はない。
このK2はなかなか厳しい山なんだな。

この本にでてくる女性陣、みんな強烈な個性の持ち主のようで・・・。