2007-04-16から1日間の記事一覧

砂漠の船 篠田節子

ばらばらだ……。何もかも終わった。幹郎は、父と母が出稼ぎ労働者で あった淋しい家庭に育ったが故に、家族が一緒に暮らす平凡な家庭をつ くることを第一に生きてきたが……。円熟の直木賞作家篠田節子が、細 密画のように描くひび割れた家族の肖像。 いろいろ…